退職願はその性質上、普段は目にすることがなく、一般的にはその様式や提出の仕方を熟知している人は少ないことと思います。ゆえに転職などでいざ自分が退職願を書く必要に迫られた時、迷うのは当然のことです。
そこで、退職願の基本的なことに説明します。 「退職願」「退職届」2つの言葉がありますが、一般的にはどちらの言葉を使っても問題はありませんが、厳密には「退職届」は定年退職時に、「退職願」は中途退職時に使います。気になるようであれば、会社の慣習を確認してそれに従うと良いでしょう。
縦書きか横書きかについてはどちらでも問題はありませんが、様式が若干異なりますので注意が必要です。横書きの場合ですが、
1.タイトル(中央)、
2.届出の日付(右寄せ)
3.宛先(左寄せ)
4.本人所属部署・役職名、氏名及び捺印(右寄せ)
5.退職理由及び退職予定日、という書き順になります。
また、縦書きの場合は、
1.タイトル、
2.退職理由及び退職予定日、
3.届出の日付、
4.本人所属部署・役職名、氏名及び捺印、
5.宛先、の順になります。
パソコンを使って作成する場合には横書き、自筆の場合には縦書きが多いようです。
次に、それぞれの記入項目について簡単に説明を加えておきますので参考にしてください。
宛先は直属の上司ではなく、社長宛にします。退職願は正式な文書ですから、(株)などの省略は使わず、また、役職も代表取締役もしくは代表取締役社長をつけます。
退職理由・退職予定日の本文は「私儀」「私こと」「私は」などの言葉を冒頭に書きます。退職の理由は、自己都合退職の場合「一身上の都合により」などの慣例的表現を用いるのが一般的です。会社との金銭貸借関係や、なんらかの権利関係が存在する場合は、その処理についても本文で簡単に触れておいた方がいいでしょう。
最後に書き間違いがないかどうかチェックするのは当然ですが、本人氏名の後に押印を忘れがちですので、気をつける必要があります。
退職願をきっちり出して新たな人生をスタートしましょう。